自衛隊の陸海空部隊を一元的に指揮する常設の「統合作戦司令部」を新設するための改正自衛隊法などが10日、参院本会議で与野党の賛成多数で可決、成立した。司令部は今年度末、東京・市谷に240人規模で発足する予定だ。
木原稔防衛相は成立に先立つ記者会見で、「事態の状況に応じ、柔軟な防衛体制を迅速に構築することが可能になる」と述べた。司令部新設を踏まえ、日米は今後、自衛隊と米軍の「指揮統制」の連携の強化策を協議することになっている。（里見稔）
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