中国人民解放軍の幹部らが日中制服組交流事業の一環で5年ぶりに来日し、16日に東京都内のホテルで歓迎会が開かれた。南西諸島などで緊張が続く中、当局者同士が関係構築を図り、危機管理につなげる狙いがある。
訪日団は少将1人を含む20人。14~20日の日程で自衛隊基地の視察などを行っている。歓迎会であいさつした訪日団団長の張保群陸軍少将は「世界は新しい動揺と変革の時期に入っている」と指摘。「分裂と対抗、閉鎖のゼロサムゲームが招く共倒れを回避しなければならない」と訴え、関係構築の意義を強調した。
日中制服組交流事業で来日し、歓迎会に出席した中国人民解放軍の張保群陸軍少将(中央)ら=16日午後、東京都千代田区
日中制服組交流事業で来日し、歓迎会であいさつする中国人民解放軍訪日団団長の張保群陸軍少将=16日午後、東京都千代田区
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