小池百合子都知事

 4月28日投開票の衆院東京15区補欠選挙で、他陣営の選挙活動を妨害したとして、公職選挙法違反(自由妨害)の疑いで、政治団体「つばさの党」代表の黒川敦彦容疑者(45)や、同補選に立候補した同党幹事長の根本良輔容疑者(29)らが警視庁に逮捕されたことを受け、東京都の小池百合子知事は17日午前、「このグループがまた同様のことをしたり、これに似せて、同じことを繰り返す動きが出てくるのではないかと懸念している」と述べた。都内で報道陣の取材に答えた。

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 「つばさの党」は東京15区補選の期間中、小池知事が支援した無所属新人をはじめ他陣営の街頭演説会場に乗り込み、演説が聞こえなくなるほどの大音響で批判や主張を繰り返すなどしていたとされる。  小池知事は「これまで経験したことのないような選挙妨害が発生した。候補者も身の危険を感じながらの選挙運動だった」と強調。「それぞれ政策や主張を有権者にいかに伝えるか、という民主主義の基本を大きく逸脱していることについては、市民の皆さん、都民の皆さんも憤りを感じている。民主主義のプラットフォームの基本をしっかり守ることは大事だと強く思う」と述べた。(渡辺真由子) 

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