岸田文雄首相が、来日するマレーシアのアンワル首相と23日に会談し、脱炭素化の実現や半導体サプライチェーン(供給網)の強靱化、第5世代(5G)移動通信システムを含むデジタル、サイバーセキュリティーなど幅広い分野で協力を確認する方向であることが分かった。政府関係者が20日、明らかにした。

 マレーシアは来年の東南アジア諸国連合(ASEAN)議長国で、東南アジア地域との一層の関係強化につなげたい考えだ。岸田政権は「グローバルサウス」と呼ばれる新興・途上国の引き寄せを外交政策の柱として重視。新興・途上国の関心が高いクリーンエネルギーへの移行や経済安全保障、情報分野の取り組みを進める。

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