衆院政治倫理審査会の田中和徳会長は21日の幹事懇談会で、自民党派閥裏金事件に関連し審査対象として議決された自民議員44人の意向確認の結果、出席を求める議員は一人もいなかったと野党に通知した。関係者によると、44人のうち稲田朋美氏は必要があれば説明も可能との意向をにじませたが、幹事懇の中で連絡した結果、欠席の意思を確認したという。  終了後、野党筆頭幹事を務める立憲民主党の寺田学氏は記者団に「説明責任がある44人に対し自民が真摯に出席を働きかけたのか疑問だ」と不満を表明した。  政倫審は野党が申し立てた44人を審査対象にすると今月14日に全会一致で議決。自民も賛成した。


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