上川外務大臣は今月18日、静岡市で自身の女性支持者らを集めた集会で県知事選挙の応援演説を行った際、候補者への支持を呼びかけ「一歩を踏み出したこの方を、私たち女性がうまずして何が女性でしょうか」などと述べましたが、19日、「女性のパワーで未来を変えるという私の真意と違う形で受け止められる可能性がある」として発言を撤回しました。

これについて、立憲民主党の小西洋之氏は21日の参議院外交防衛委員会で「発言の根っこには『子どもを産まずして何が女性か』という誤った偏見や価値観があるのではないか」と真意をただしました。

これに対し、上川大臣は「そういう思いを持ったことは一度もない。人生観としても私の思いとしてもまったくない」と否定しました。

そのうえで「そのような意味で受け取られる可能性について指摘があったことは真摯(しんし)に受け止めなければいけない。そういう思いで撤回した」と改めて説明しました。

このあと、上川大臣は記者会見で「豊かで明るい可能性に満ちた日本、世界から尊敬され、必要とされる日本を次の世代に引き継ぐため、与えられた外務大臣の職責に一意専心の思いで引き続き取り組んでいく」と述べました。

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