◆AIが及ぼす影響など議論
21日、横浜市で、核廃絶に向けて議論する非政府組織(NGO)代表らと国際賢人会議の有識者ら(中澤穣撮影)
今回の会合では、人工知能(AI)など新興技術が核軍縮に及ぼす影響などが議題となった。会見では、ローズ・ガテマラー元米国務次官が新興技術について、核管理の面から「新たなリスクとなっている」と話す一方で、AIを活用してモニタリング(監視)などができるメリットも指摘した。 岸田文雄首相は同日、会合を終えた会議メンバーと官邸で会見し、「核兵器のない世界に向けた具体的な筋道を、共に考えていきたい」と話した。 賢人会議は首相の提唱で設けられ、これまでに広島や長崎で会合を重ねてきた。次回会合は今年後半にオンラインで行い、2025年春に最終会合を開く予定で、26年の核拡散防止条約(NPT)再検討会議に向けた提言を取りまとめる。(中沢穣)岸田首相(右から2人目)を表敬訪問し、あいさつする国際賢人会議の白石隆座長(左から2人目)=首相官邸(千葉一成撮影)
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