素案では、不安定化する世界の安全保障環境を背景に、先端技術をめぐる主導権争いが激しさを増す中、対応が遅れれば、経済成長や将来的な雇用に影響が及ぶとして、競争力の強化を急ぐ重要性を強調しています。
具体的には
▽AIや量子、バイオといった重要技術分野の研究開発に加えてスタートアップによるイノベーションなどを促進するとしています。
また
▽アジアやグローバルサウスの国々とも連携し、重要技術などに関わる国際ルールづくりも主導していくとしています。
さらに
▽急速に普及する生成AIをめぐっては、生産性向上に向けた利活用の推進とリスクへの対応を一体的に進めるのが急務だとしてことしの夏以降に専門家会議で法整備の必要性を検討することも明記しています。
政府は6月上旬にも新たな科学技術戦略として正式に決定する方針です。
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