立憲民主党は今週、政治資金パーティーを全面禁止するための法案を国会に提出しましたが、党幹部がパーティーの開催を予定していることが明らかになり与野党双方から「整合性がとれない」などの指摘が出ていました。

岡田幹事長は25日午後、青森市で記者団に対し27日、大阪市内で開催を予定している自身の政治資金パーティーについて「誤解を解くため中止を決めた。政治改革の法案を審議している微妙な時期であり、悪影響を与えてはならない」と述べました。

そのうえで「今回は私個人の判断で中止するもので、仲間の議員がパーティーを開くことをダメだと言うつもりはない。ただ、タイミング的に政治改革の議論に決着がつくのを見極めたほうがいい」と述べました。

岡田氏はパーティー代金はすべて返金したうえで、講演会の形式で会合そのものは開くと説明しました。

一方、来週始まる見通しの政治資金規正法の改正に向けた与野党による協議について「しっかり協議し、自民党の法案の穴を埋めないと実効性のあるものにならない。『来週にも衆議院を通過させる』というような意見もあるが、全く反省がなくそういう状況は許せない」と述べました。

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