常陽銀行と日立製作所は中堅・中小企業に対する脱炭素経営支援事業で協力する。日立の技術を活用し、常陽銀の取引先企業が二酸化炭素(CO2)排出量を算出・管理できる新サービスを始める。常陽銀は日立がすでに展開する使用エネルギーの見える化・最適化を支援するサービスの取り次ぎも手掛ける。

CO2排出量の算出・管理サービス「エコサポ」の提供を7月1日から始める。料金は月額2750円から。日立が大手企業を中心に提供している環境情報管理サービスを基に、常陽銀の顧客企業向けに簡易で安価な仕様とした。

導入企業は専用のエクセルシートに電力使用量などの情報を入力することで、サプライチェーンも含めたCO2排出量を可視化でき、排出量の推移や削減目標の達成状況の把握、削減計画の管理などが可能になる。

使用エネルギーを見える化・最適化する日立の既存サービス「EFaaS(イファース)」も今後、常陽銀の顧客企業に導入を働きかける。自社設備の運用・管理を日立に委託するため顧客企業は業務が効率化でき、省エネやCO2排出量削減などに取り組みやすくなる。

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