原子力規制委員会は5日の定例会合で、関西電力高浜原発3、4号機(加圧水型、福井県)の蒸気発生器を交換する計画を許可するかどうか議論した。蒸気発生器は加圧水型原発の重要設備。内部にある伝熱管の損傷が相次いだため、関電は2026年度の定期検査で取り換える方針。
高浜3、4号機は25年に運転開始40年となり、規制委は今年5月に60年運転を認可している。
規制委によると、これまで蒸気発生器を交換したのは、高浜1、2号機など6原発13基。
蒸気発生器では、原子炉で加熱した高温高圧の水を多数の伝熱管に通し、外側の水を蒸気にする。この蒸気でタービンを回して発電する。
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