ラピダスと北海道大学は5日、人材育成や研究などに関する包括連携協定を結んだ(札幌市)

最先端半導体の製造を目指すラピダスの小池淳義社長は5日、包括連携協定を結んだ北海道大学との記者会見で「来年からは(新卒で)100人規模で採用する計画だ」と述べた。同社は今年、新卒で採用した9人が入社した。採用者には北海道内の高等専門学校の卒業生も含まれるという。

同社は現在、400人超の社員を抱え、毎月中途採用などで約30人が入社する。半導体関連産業などで経験を積んだベテラン人材が多く、平均年齢も高い。小池社長は「サステナビリティーを考えると次の世代が重要だ。人材育成という形で増やさないといけない」と指摘した。

ラピダスは北海道千歳市で工場建設を進め、2025年春の試作ライン稼働を目指している。27年には量産を開始する計画で、1000人規模の体制を想定している。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。