自作のコンピューターウイルスを送りつけ遠隔操作できるようにしたなどとして、大阪府警は6日、横浜市の男子高校生(16)を不正指令電磁的記録作成・同供用などの疑いで書類送検したと発表した。「ウイルスを送りつけたらおもしろいだろうと思った」などと容疑を認めているという。

 府警によると、男子高校生は昨年1月中旬、自宅のパソコンで不正プログラムを作成し、SNSを通じて兵庫県の男子高校生(17)に送ってダウンロードさせ、勝手に内蔵カメラを起動させることができるようにするなどした疑いがある。

 このほか、昨年3月下旬、インターネットを通じて大量のデータを送信してサーバーの停止を余儀なくさせ、埼玉県の男性(26)の動画配信の業務を不能にさせた電子計算機損壊等業務妨害の疑いでも送検した。

 府警のサイバーパトロールで、自称プログラマーが「のっとってみた」と書いて個人情報を公開しているのを発見。内蔵カメラで勝手に撮られた写真がSNSに投稿されているのを確認し、捜査していた。(高井里佳子)

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