業績不振に苦しむ半導体大手キオクシアホールディングス(旧東芝メモリ)が、銀行団から1000億円の追加融資を受ける方向で調整していることが11日、分かった。銀行団は月内に返済期限を迎える最大9000億円の借り換えも認める方針。キオクシアは当面の資金繰りを安定させつつ、次世代の高速・大容量のメモリー開発に向けた設備投資に必要な資金の確保を目指している。

銀行団が近くキオクシアに対して、借り換えを含めて融資の意向を伝える見通しだ。同社の2024年3月期連結決算は、純損益が過去最大となる2437億円の赤字に陥った。スマートフォンなどに使われる半導体フラッシュメモリー市況の悪化が響いた。

半導体大手キオクシアホールディングスのロゴマーク

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