9月に原子力規制委員会の委員に就任するカナダ・マクマスター大の長崎晋也教授(原子力工学)が14日、報道陣の取材に応じ「国民の安全、日本の環境、世界を守る大きな立場の仕事。日本や世界に貢献できる機会だ」と抱負を語った。
東京電力福島第1原発事故を振り返り「(規制当局が原発推進側に取り込まれる)『規制のとりこ』になっていたという強い反省の下、規制委が設立された。国民の期待を裏切るようなことがあってはならない」と述べた。日本での放射性廃棄物処分の課題は「これから現状や(これまでの)議論について勉強していくが、科学と技術のエビデンスに基づいた規制が大事だ」と強調した。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。