北海道にある4つの工業高等専門学校(高専)は、24日に新科目「北海道半導体みらい論」を開講する。4高専共通の科目とし、各校の教員らがテーマを持ち回りで担当する。全15回とし、各校の裁量で単位認定する。1〜3年生を対象とした選択科目で、早期から半導体分野への関心を持ってもらう。オンデマンドでも受講できる。
旭川、苫小牧、釧路、函館の4高専で実施する。最先端半導体の製造を目指すラピダスが北海道千歳市に進出したことに伴い、旭川高専と釧路高専では高学年向けに半導体専門科目が2023年からスタートしていた。新科目は難易度を下げ、半導体へのより幅広い理解や興味を促す狙いだ。
共通科目では、半導体産業の市場規模やサプライチェーンへの理解を図る内容も設ける。半導体の基礎的な構造に加え、製造工程の概要についても学べる。コンピューターなどで半導体がどう使われているかや、半導体材料の成分分析手法、工場建屋や設備についても扱う。各校教員の他、民間企業や行政から講師を招くことも想定する。
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