世界自然遺産の北海道・知床半島で携帯電話の基地局を整備する事業について、日本自然保護協会(東京)は17日、環境面での懸念点を挙げた「緊急通知書」を国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産センターに送付し、日本政府と協議して問題解決を図るよう要請したことを明らかにした。
通知書は、事業が世界遺産の条件である「顕著な普遍的価値」に影響を与え得ると指摘。基地局への電源供給のため約7千平方メートルの太陽光発電施設を造る計画が発表されている知床岬エリアが「特に問題」だとし、環境省が許認可を与えたことを強く批判した。
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