英国の環境活動団体「ジャスト・ストップ・オイル」のメンバーが19日、英南部ウィルトシャー州の世界遺産・ストーンヘンジにオレンジ色の粉末を散布した。同団体がX(ツイッター)で映像を公開した。
英メディアによると、地元警察は同団体のメンバー2人を遺跡損壊の疑いで逮捕した。粉末はトウモロコシ粉で、雨で流れ落ちるという。
散布の理由について同団体は、7月4日の英国の総選挙後に発足する新政権に対し、化石燃料の段階的廃止を求めるためと説明している。過激な行動で世間の目を引くことで、気候問題への注目を集める狙いがある。同団体は2022年にも、ロンドンのナショナル・ギャラリーでゴッホの名画「ひまわり」にトマトスープをかけた。
ストーンヘンジは紀元前3000~同1500年ごろに作られたとみられる環状列石(ストーンサークル)。【ロンドン篠田航一】
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