北海道にある4つの工業高等専門学校(高専)で24日、半導体共通科目「北海道半導体みらい論」が開講した。第1回講義では社会における半導体の重要性や人工知能(AI)や情報技術との関連、世界の半導体産業の推移などを扱った。受講者は4高専の1〜3年生合わせて350人超となった。
同科目は全15回。4高専の教員らがテーマを持ち回りで担当する。旭川、釧路、苫小牧、函館高専が1月に立ち上げた「北海道地区4高専半導体人材育成連携推進室」が中心となって作った。
同日開いた開講式で、篁耕司室長(旭川高専副校長)は「北海道を発展させるために、半導体を通じて自分に何ができるかを考える機会にしてほしい」とあいさつした。旭川高専機械システム工学科3年生の門田丈さんは「半導体を学ぶ機会があれば積極的に参加したい。なぜ半導体が注目されるのか、説明できるようにしたい」と語った。
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