四国電力は18日、前日夜に発生した豊後水道を震源とする最大震度6弱の地震後、運転中の伊方原発3号機(愛媛県伊方町)の発電機出力が約2%低下したと発表した。地震の影響とみられる。原子力規制庁によると、安全への影響はないという。

 四国電によると、3号機では水平方向に33ガル(ガルは揺れの勢いを示す加速度の単位)を観測したが、自動停止する設定値190ガルを下回ったため、運転を継続している。

 一方、規制庁と四国電によると、17日夜の地震後、タービンに送る蒸気の加熱装置のタンク水位が不安定になり、発電効率が落ちたことで発電機出力が下がったという。四国電が原因を調べている。

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