NTTデータは企業向けに新しく生成AIサービスを開始する

NTTデータは27日、企業向けの新たな生成AI(人工知能)サービスを11月以降に開始すると発表した。生成AIの基盤となる大規模言語モデル(LLM)を米マイクロソフトのクラウドに組み込んで企業に販売し、手軽にLLMを使い始められるようにする。

NTTの独自LLM「tsuzumi(つづみ)」の利用環境をマイクロソフトのクラウド「Azure(アジュール)」に構築して、その利用権をアジュールのマーケットプレイスで販売する。企業はNTTデータと契約して、つづみをクラウド経由で利用できる。つづみを動作させるためのシステムを自社で構築しなくて済む。

つづみは性能の指標となる「パラメーター数」が70億と軽量な点が売りだ。米オープンAIのLLM「GPT-3」の約25分の1にあたる。

一般的にパラメーター数を減らすと安価に開発・運用できる半面、性能は低下する。つづみは日本語に特化して学習させたうえで、NTTが40年以上蓄積してきた自然言語処理技術を活用し、日本語処理では世界トップクラスという。

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