原子力規制委員会は28日、日本原子力発電が再稼働を目指す敦賀原発2号機(福井県)の審査会合を開き、原子炉直下に活断層があるかどうか議論した。活断層があると判断されれば審査に合格できず、廃炉となる可能性がある。規制委の担当者は「(7月末の次回審査会合で)新規制基準に適合しているか否かを確認する」と述べた。
規制委はこれまで、原子炉の北約300メートルにある「K断層」の活動性が否定できないと判断。K断層が原子炉直下の「D―1断層」と一体で動くかが焦点となっている。東京電力福島第1原発事故の教訓を取り入れた新規制基準では、原子炉など重要施設の下に活断層があれば運転できない。
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