静岡県の鈴木康友知事は28日の記者会見で、リニア中央新幹線工事での水資源対策を巡るJR東海の丹羽俊介社長の発言に関し、同社に詳細な説明と合意順守を求めたと明らかにした。
山梨、静岡両県とJR東海の3者は18日、山梨工区の静岡県境付近でのボーリング調査と掘削工事に当たり、静岡から山梨側に地下水が流れ込んだ場合、静岡県は返還を求めないことを確認。「健全な水循環の回復措置は必要」との文言を盛り込んだ合意文書を交わした。
これについて、丹羽氏が25日の会見で「工事との因果関係が明白になった場合」などと発言。静岡県側は、条件を付けたと捉えられかねない発言と問題視していた。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。