「燈籠山祭り」は、珠洲市飯田町の春日神社に江戸時代から伝わる夏祭りで、巨大な「燈籠山」(とろやま)をはじめ、8つの地区から「曳山(やま)」と呼ばれる山車が参加して町を練り歩きます。
しかし、ことしは能登半島地震で住民の多くが自宅に戻れていないうえ、道路状況が万全でないことから山車を巡行しないことが決まり、代わりに各地区で展示することになりました。
このうち「今町地区」では、新たに漆と金ぱくが貼られた「曳山」に住民たちが欄干や細工を取り付けていました。
ことしの「燈籠山祭り」は神事などに限って7月20日から2日間開催され、花火も打ち上げられるということです。
飯田町祭礼委員会の企画部会長を務める、川元純さんは「地域の人にとっては年に一度の一大イベントで、町の宝物として守っています。珠洲市の復旧は道半ばなので、復興に向けた希望の花火を打ち上げて、1人でも多くの笑顔を見たいです」と話していました。
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