ベルーナドームの電力を再エネ由来にする

プロ野球の埼玉西武ライオンズ(埼玉県所沢市)は、本拠地のベルーナドーム(同)で開催する公式戦やイベントで使用する電力を再生可能エネルギー由来に切り替える。1年間に排出する二酸化炭素(CO2)約800トンを実質ゼロにする。電力小売りの東京電力エナジーパートナー(EP)を通じ、ソーラーパネルなどで生まれた家庭の余剰電力を買い取る。

東電EPが運営する「再エネ企業応援プラン」に参加した。同社は家庭から余剰電力を買い取り、企業に供給している。ベルーナドームの消費電力をまかなうためには、約700軒の家庭の協力が必要だ。売電を希望する一般家庭を7月〜2025年3月末まで募集しており、お礼に選手が実際に使用した練習球をプレゼントする。

西武ホールディングス(HD)は持続可能な社会に向け、脱炭素や資源の有効活用にも注力している。子会社のライオンズもこれまで、ベルーナドームのフィールド照明を発光ダイオード(LED)化するなど、CO2削減に取り組んできた。幅広い世代が集まる球場を、社会全体で再エネ意識を高めるための啓発の場とする。

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