宇宙航空研究開発機構(JAXA)は5日、昨年受けたサイバー攻撃で情報漏えいがあったと認め、関係先に謝罪したと発表した。JAXAだけでなく、外部機関と共同で実施している事業の情報や個人情報が含まれていることが確認された。「信頼関係を損ないかねない事案」としている。
昨年秋に警察からの通報で被害を把握し、内部調査を進めていた。今年に入ってからも複数回の攻撃を受けたが、情報の漏えいは起きていないという。不正アクセスで侵入された内部ネットワークに対策を取った。
攻撃があったのは昨年6月で、インターネット経由で内部ネットワークに接続する仮想専用線(VPN)の脆弱な部分を突かれた。
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