浜松市内の中堅・中小企業の代表らが登壇し脱炭素経営について討論した(11日)

浜松市は「中小企業のための脱炭素経営セミナー」を市内のホテルで11日に開いた。カーボンニュートラル(温暖化ガス排出量実質ゼロ)を全産業の課題として共有するため、企業の脱炭素の取り組みを紹介し討論。地域の中小企業の対応を後押しした。

あいさつで中野祐介市長は気候変動対策としても脱炭素経営は「全ての企業が取り組まなければいけない状況」と強調した。日本精工のほか市内から自動車関連の次世代自動車センター浜松、ソミック石川、沢根スプリングなどの企業・団体が取り組みを紹介した。

浜松市内などの企業による脱炭素化の取り組みや地元官民の支援策が紹介された

その後の討論では脱炭素経営が「企業の成長と直結していると取り組みやすい」「補助申請手続きのハードルを下げてほしい」との指摘や要望が出た。市や外郭団体の担当者は普及啓発から温暖化ガス排出量の算定、削減の計画策定や実行まで、官民による一気通貫の支援体制などを説明した。

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