TDKは19日、2030年度までの温暖化ガスの排出削減目標について、国際機関から認定を受けたと発表した。科学的根拠に基づくという「SBTイニシアチブ」の認定で、二酸化炭素(CO2)の排出量「スコープ1、2」を21度比で42%削減、供給網全体のCO2排出量「スコープ3」は25%の削減を目指している。
6月20日に認定を取得した。TDKは50年度までに国内外の製造拠点の電力を100%再生可能エネルギー由来にするという目標を掲げる。23年7月には国内22カ所の生産・開発拠点で使用する全電力を100%再生エネ由来にした。
海外拠点でも再生エネの導入を進める。フィリピン現地法人では22年に使用電力すべてを地熱由来に転換した。電池子会社のアンプレックステクノロジー(ATL)でも太陽光発電システムの設置や再生エネ由来の電力購入を始めた。
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