BRJ(東京・港)は24日から福岡市内の人工島「アイランドシティ」と同市東区の一部エリアでシェアモビリティー事業を開始した

電動キックボードのシェアリングを展開するBRJ(東京・港)は24日、福岡市内の人工島「アイランドシティ」と同市東区の一部エリアでサービスを開始した。まずアイランドシティ内の複合施設など3箇所にポートを設置、電動キックボード20台を配備した。年内にはバイクのように座って運転できる3輪車両の導入も予定する。

新たに始めたシェアリングサービス「TOCKLE(トックル)」は基本料金50円に加え、1分ごとに12円加算する。定額乗り放題プランでは30日間4000円で、1回あたり60分まで何回でも乗り放題になる。車体には全地球測位システム(GPS)を搭載し、工場集積地などエリア外に出ると車両を停止する全国初のシステムを導入した。

福岡市内では既にシェア自転車のチャリチャリ(福岡市)が普及しているほか、3月には電動キックボードなどのLuup(ループ、東京・千代田)も進出するなど、シェアモビリティーの競争が激化している。BRJは区域を限定し、買い物や通勤需要の開拓を目指す。

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