伊藤園は、旭化成などが開発した環境負荷の小さい印刷技術を「健康ミネラルむぎ茶(ティーバッグ)」(30袋入)の包装に採用する。乾燥工程がない印刷方法を採用することで、二酸化炭素(CO2)排出量は従来と比べて約14%削減される。
国内のパッケージ印刷において、フィルム包装印刷のほとんどが油性グラビア印刷を採用している。近年は環境意識の高まりから、乾燥する工程がなく、溶剤もわずかしか使用しない水性フレキソ印刷に注目が集まっている。
伊藤園は、旭化成が佐川印刷(京都府向日市)とシズトク(静岡県藤枝市)と協業して開発した、水性フレキソ印刷と専用の樹脂板を使う印刷技術を「健康ミネラルむぎ茶(ティーバッグ)」(30袋入)に採用し、10月ごろから順次出荷する。
サントリー食品インターナショナルも4月からペットボトル緑茶「伊右衛門」(600ミリリットル)で、両面水性フレキソ印刷で刷ったラベルを採用している。
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