原子力規制委員会は31日の定例会合で、日本原子力発電敦賀原発2号機(福井県)の原子炉直下に活断層が存在する可能性があり、新規制基準に不適合と審査会合で結論付けられたことを受け、8月2日に原電の村松衛社長を呼び意見聴取することを決めた。その後、今後の取り扱いについて判断する方針。
新基準では活断層の上に重要施設を設置することを禁じており、現状では2012年の規制委発足後、初の審査不合格となる見通し。原電は追加調査を実施する意向を示し、審査継続を要望。規制委側への説明の場も求めていた。
定例会合には委員5人全員が出席し、審査チームが経緯などを説明した。
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