松本剛明総務相は2日、「GDS2024世界デジタルサミット」(主催:日本経済新聞社)で講演した。松本総務相は日本が生成AI(人工知能)の国際的ルール形成を積極的に呼びかけていることに触れ、「我が国への投資の誘引につながっている」と強調した。
松本総務相は「生成AIは悪用する場合でも強力なツールになる」とし、「安心して生成AIを使う環境をつくることが最終的には開発・発展につながる」と述べた。その上で、「ルール形成は標準化につながる部分があり極めて意義は大きい」と訴えた。
日本は2023年の主要7カ国首脳会議(G7サミット)で生成AIの国際ルールをつくる「広島AIプロセス」を提唱。24年5月に日本が呼びかけた国際的な枠組みには現在、53の国と地域が参加する。松本総務相はルール作りを主導することで「日本への投資の誘引にもつながっている」と強調した。
松本総務相は「官民連携を進めていくことが大事だ」とし、「チャンスをつかもうとする企業を応援したい。官民連携が新しい資本主義の大事なところだ」と述べた。今後、企業の研究開発や海外展開を後押ししていく考えを示した。
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