人気の登山スポットとして札幌市民に親しまれている三角山(標高311メートル)のふもとを3頭のヒグマが歩く姿を防犯カメラが捉えた。市民が札幌市に提供し、23日に公開された。
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市環境局によると、映像は22日午後9時30分すぎ、駐車場があり利用者も多い登山口「山の手入り口」から150メートル付近の未舗装の道路上で撮影された。3頭は母と子グマ2頭とみられる。住宅地も近いことから、市は注意を呼びかけている。
この親子は三角山付近に定着しているとみられ、今年4月以降、目撃情報が相次いでいる。人里のサクランボを食べていた形跡や登山道を歩く姿も確認されている。
こうした影響で、三角山の登山道「三角山~盤渓ルート」(4.6キロメートル)は7月24日から閉鎖され、登山口には「立ち入り禁止」表示とロープもはられた。ただ、「自己責任で登っている」という登山者の出入りは続いている。
市側は「危険なので立ち入らないで欲しい」「閉鎖中の登山道をハンターも巡視しており、行動にも影響がある」と改めて訴えている。(原知恵子)
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