「H3」は3号機で本格的な実用段階に入った(7月、種子島宇宙センター)

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は27日、基幹大型ロケット「H3」4号機を10月20日に打ち上げると発表した。防衛省が運用する通信衛星「きらめき3号」を搭載する。H3は2024年に2、3号機の打ち上げに成功している。

H3の4号機は種子島宇宙センター(鹿児島県)から10月20日の午後3時42分〜午後5時30分の間に打ち上げる。予備期間として10月21日〜11月30日を設定する。

H3はJAXAと三菱重工業が共同開発した。初号機は23年3月に地球観測衛星「だいち3号」を載せて打ち上げられたが失敗した。原因究明と再発防止の対策を施し、24年2月に2号機の打ち上げに成功した。7月の3号機では地球観測衛星「だいち4号」を宇宙空間の軌道に投入し、本格的な実用段階に入った。

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