搭載するソフトウエアを改良してメモリーの読み書き速度を上げた

半導体メモリー大手のキオクシアホールディングス(旧東芝メモリ)は23日、データの書き込み速度を最大5割短くしたフラッシュメモリーの出荷を始めたと発表した。半導体パッケージの面積も従来品と比べ18%小さくした。スマートフォンに搭載し、データのダウンロードや応答速度を速められる。

フラッシュメモリーは主に長期記憶を担い、パソコンやスマホ、データセンターのサーバーなどに搭載される。

新製品は高速規格の「UFS」を採用したほか、ソフトウエアの改良によって従来品と比べて性能を高めた。アプリケーションの起動やブラウザーの画像表示の目安となる書き込み速度を約5割、読み込み速度を約3割改善した。ファイルコピーなどの目安となる速度は15%速くした。

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