横浜市立大学の西澤知宏教授やジェレミー・テイム教授は、ワニが水中で数時間も息を止めて獲物を待つことができる理由の一端を明らかにした。ミシシッピワニの血液を調べ、呼吸で得た酸素を体中に運ぶ分子「ヘモグロビン」に、酸素をほぼ余さずに放出できる構造の特徴があることを見つけた。
ヘモグロビンは通常、結合した酸素の一部しか放出しない。だがワニのヘモグロビンは、息を止め続けると血中に増える「重炭酸イオン」と結合することができ、それによって酸素をほぼ余さず放出できる。研究チームは重炭酸イオンが結合するヘモグロビンの位置を特定した。
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