熊本県商工会議所連合会(久我彰登会長=鶴屋百貨店会長)は4日、熊本県に対して台湾積体電路製造(TSMC)をはじめとする半導体関連企業と地場企業の取引拡大に向けた支援策など、3分野41項目にわたる要望書を提出した。
熊本ではTSMCの国内第1工場が開所し半導体関連産業が集積し、経済環境が激変している。連合会は台湾との経済交流が深まる中で台湾の大学生のインターンシップ事業への支援や、慢性化する渋滞対策として社会資本整備が課題であるとして道路交通網整備なども求めた。
久我会長はTSMC進出により熊本経済の発展が期待されるとしたうえで「県全域が均衡ある発展を遂げることが大事で、広く県民が豊かに暮らせるようにしたい」と訴えた。木村敬知事は海外人材活用や熊本市と連携した渋滞対策を挙げ「今のよい流れを継続し、県内全域へ波及させたい」と応じた。
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