【シリコンバレー=清水孝輔】米IT(情報技術)大手オラクルが米南部テネシー州ナッシュビルに本社を移転する計画があることが23日、わかった。ラリー・エリソン会長がイベントで明らかにした。同社は医療IT企業を買収するなどヘルスケア分野を重視しており、関連企業が集まる地域に拠点を移して事業活動をしやすくする。
エリソン氏はナッシュビルで開いた医療関連のイベントで本社の移転計画に言及した。まずは大規模な拠点を設け、将来的に本社にする計画があるという。重点分野である医療関連企業が多く集まっていることを理由に挙げた。
オラクルは2020年に米シリコンバレーから米テキサス州に本社を移転していた。22年には医療ITのサーナーを買収した。買収額は約280億ドル(約4兆4000億円)と同社として過去最大の規模だった。
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