熊本県立水俣高校の2年生らが半導体に関連する実習に参加した(9日、熊本市)

「半導体情報科」を2025年度に全国で初めて設置する熊本県立水俣高校は9日、熊本市内で生徒向けの半導体研修を行った。製造業向けに派遣事業を手掛ける日研トータルソーシング(東京・大田)の施設で、2年生22人が半導体装置のメンテナンスや自動点灯回路の組み立てなどの実習に参加した。

台湾積体電路製造(TSMC)国内第1工場が立地する熊本県では、半導体関連産業の集積が進む一方で人手不足が深刻化し、23〜24年度に様々な産業で人材が7000人規模で不足するとの試算もある。今年2月、同施設で県内の高校教職員向けに研修を開くなど、人材育成に力を入れている。

半導体に関連する実習に参加するため、クリーンスーツに着替える熊本県立水俣高校の2年生ら(9日、熊本市)

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