島根県がまとめた県内の2023年度の再生可能エネルギー発電量は、22年度比で39%増の22億6800万キロワット時だった。25年度の目標とする15億9200万キロワット時を上回った。県内の電力消費量に対する比率は47%で22年度から14.5ポイント増えた。
22年11月から営業運転を始めた、中国電力の三隅火力発電所2号機(島根県浜田市)が通年で稼働したことが寄与した。同発電所では木質バイオマスを混焼している。
出力別の内訳では、住宅用の太陽光発電が6.6%増の8万9000キロワット、メガソーラーなど事業用の太陽光発電が1.2%増の32万5000キロワットだった。水力発電は1.3%増の17万1000キロワットとなった。
県内の23年度の電力消費量は48億3000万キロワット時と、22年度比で3.9%減った。分母が小さくなったことで再生エネの比率を押し上げた面もある。
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