北海道電力は18日、脱炭素に向けた資金を調達するトランジションボンド(移行債)を10月に発行すると発表した。総額で250億円程度を予定する。調達した資金は泊原子力発電所(北海道泊村)の再稼働に向け新設する防潮堤工事などの安全対策工事や、北海道と本州を結ぶ送電設備の増強など送配電網の工事に充てる。

同社の移行債発行は初めて。償還期限は5年と10年の2種類。主幹事はみずほ証券や大和証券など5社が務める。利率などは未定。北電は現在泊原発3号機の再稼働に向け、24年3月から約1800億円を投じて新しい防潮堤をつくっている。

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