宇宙航空研究開発機構(JAXA)は25日、探査機「はやぶさ2」が2026年に通過観測(フライバイ)する小惑星「2001 CC21」の名称が、「トリフネ」に決まったと発表した。日本神話に登場する神や、神が乗る船の名でもある「天鳥船(あめのとりふね)」にちなむという。

JAXAは昨年12月から名称を一般公募。3082件の応募の中から、小中学生9人も加わった選定委員会が選んで、国際天文学連合(IAU)に提案。IAUでの審査を経て、25日までに正式に公表された。

天鳥船は鳥のように速く、岩のように安定して安全に航行できる船だとされ、はやぶさ2が高速で小惑星とすれ違うフライバイを安全に行えるよう願いを込めたという。

名称が決まった小惑星「トリフネ」を通過観測(フライバイ)する探査機「はやぶさ2」の想像図(池下章裕氏、JAXA提供)

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