「三遊亭円楽」の名跡は、演芸番組「笑点」の司会者として長年親しまれた五代目と、毒舌のキャラクターで人気があり、2年前に亡くなった六代目が、よく知られています。
この後を受け、七代目円楽を襲名することが決まった三遊亭王楽さんは、30日、父親の三遊亭好楽さんと林家木久扇さんとともに都内で会見に臨みました。
王楽さんは46歳。五代目円楽の最後の弟子で、2009年に真打に昇進、古典落語に加え、自作の新作落語にも積極的に取り組んでいます。
30日が命日にあたる六代目が生前、遺族に対し、王楽さんを七代目にと指名していたということで、王楽さんは「23歳で入門したとき、五代目は68歳で、最後の弟子でもあり、かわいがってもらった一方で、兄弟子の楽太郎師匠、後の六代目にはいつも怒られ、鍛えられました。円楽の襲名を自分にと、ご遺族に明言してくれ、感謝しています」とことばを詰まらせながら述べました。
そして「五代目、六代目は名前も顔も国民で知らない人がいないという大名跡で、大変な重圧はあるが精進したい」と決意を述べました。
七代目円楽の襲名披露興行は来年2月下旬から東京で始まり、その後、7月にかけて全国各地を回ります。
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