山形県は26日、県管理の酒田港(酒田市)が「海洋再生可能エネルギー発電設備等拠点港湾(基地港湾)」に指定されたと発表した。同港は洋上風力発電に用いる巨大な風車を組み立てて積み出す拠点となる。
吉村美栄子知事は同日の記者会見で「地域産業の振興や雇用創出、交流人口拡大などの効果を見込める」と期待を示した。
吉村氏が東北地方整備局の安部賢副局長から、国土交通相による指定書を受け取った。国と県は2027年度にかけて酒田港の埠頭や岸壁などを整備する方向で、230億円超の事業費を見込んでいる。
洋上風力発電を巡っては酒田市と隣り合う遊佐町沖の事業者公募が1月に始まっており、酒田市沖も「有望な区域」に選ばれている。
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