「スーパーカミオカンデ」は、すべての物質を構成する素粒子の一つ「ニュートリノ」を観測するため、岐阜県飛騨市神岡町の地下1000メートルに作られた東京大学宇宙線研究所の施設です。

2日はニュートリノを捉える直径40メートルの巨大な水槽の上部にある実験エリアが公開されました。

2000人を超える応募者の中から抽せんで選ばれた300人は、まず、研究者から施設ではニュートリノや超新星爆発の観測が24時間続けられているということなどの説明を受けたあと、水槽内に1万個以上取り付けられている球状のセンサーや、リアルタイムで更新される観測データを映し出したモニターなどを見て回りました。

大阪から訪れた40代の男性は「宇宙に興味があり応募しました。すごく興味深かったです。次に完成するハイパーカミオカンデで何が発見されるのかも楽しみです」と話していました。

東京大学宇宙線研究所スーパーカミオカンデ実験代表者 中畑雅行教授は「これからもニュートリノ研究は発展していくと思う。研究を理解してもらってこれからも応援してほしい」と話していました。

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