5日、愛媛県宇和島市を流れる岩松川の河口付近で、体長6メートルほどのジンベエザメが泳いでいるのが見つかり、市がドローンなどを使って捜していましたが、6日午後、川底で死んでいるのが確認されました。
大阪の水族館「海遊館」が飼育員などを現地に派遣して調べたところ、このジンベエザメは「海遊館」で飼育されていた「海くん」と確認されたということです。
「海くん」は、5年前に高知県の室戸沖で定置網にかかり、その後、水族館で飼育されていましたが、生態の調査のため先月、高知県の沖合で放流されたばかりでした。
今後、高知県土佐清水市にある海遊館の研究施設に運ばれ、詳しい調査が行われるということです。
海遊館の田井康之さんは、「せっかく海に帰したところなので、元気に暮らしてほしかった」と話していました。
ジンベエザメの死を惜しむ声
ジンベエザメを見ようと川を訪れた60代の男性は、「かわいそうですね。きのうは元気そうだったのに、死んだと聞いてとても残念です」と話していました。
また、40代の女性は、「元気でいるかなと思って見に来ました。水族館でしか泳ぐ姿は見られないので一目見たかったです」と話していました。
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