南富良野町にある旧・幾寅駅は、平成11年に公開された映画「鉄道員」で高倉さんが駅長を務める「幌舞駅」として登場し、ことし4月にJR根室線の一部区間の廃線に伴って廃止されたあとも旧駅舎や映画のセットが残され、親しまれています。

10日は映画の撮影の際に炊き出しなどを行って協力した地元の人たちが旧駅舎に献花台を設け、高倉さんが特にお気に入りだったというジャガイモで作った「いももち」にバターをのせた料理が供えられました。

そして地元の人や観光客などおよそ40人が集まり、手を合わせたあと、当時の思い出などを語り合っていました。

山梨県から訪れた50代の女性は「変わらず愛され続ける健さんの存在の大きさを感じました」と話していました。

「幾寅婦人会」の元会長の佐藤圭子さんは「映画の公開から25年がたちましたが、おいしそうに『いももち』を食べてくれたことをきのうのことのように思い出します。駅としての役目は終わりましたが、これからも健さんとの思い出の場所としてつないでいきたいです」と話していました。

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