仙洞田副社長が7月1日付で社長に昇格する

レーザーテックは30日、仙洞田哲也副社長(47)が7月1日付で社長に昇格する人事を発表した。岡林理社長(65)は代表権のある会長に就く。半導体需要の高まりで主力の検査装置の売り上げが伸びるなか、仙洞田氏への若返りでいっそうの成長を目指す。

岡林氏は09年に社長に就任した。当時売上高の半分を占めていた液晶事業を譲渡し、自社の強みが発揮できる半導体分野に経営資源を集中。最先端の半導体製造に必要な極端紫外線(EUV)関連の検査装置の事業化を主導した。

仙洞田氏は技術部門と営業部門を歴任してきた。半導体市場の開拓は自社技術の研究開発を進めるだけでなく、グローバルな市場動向を見極めることが重要とされる。技術と営業の双方の経験がある仙洞田氏が今後の成長戦略を担う。

仙洞田 哲也氏(せんどうだ・てつや)08年(平20年)レーザーテック入社。22年執行役員、23年取締役・副社長。

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