アサガオの開花24時間後、水につけた花(左)はしぼんだが、化合物を溶かした水につけた花は咲いたままだった(農研機構提供)

 朝に咲くと午後にはしぼむため“一日花”とも言われるアサガオについて、花の寿命を約2倍に延ばす化合物を発見したとの研究結果を、愛媛大などのグループが19日までに英科学誌に発表した。花の寿命を制御するタンパク質は、ユリやバラなどの老化にも関与していると考えられ、主要な切り花の寿命を延長する薬の開発が進むことが期待されるという。

 これまでの研究でグループは、アサガオの花の寿命を制御するタンパク質を特定。このタンパク質がDNAの特定の部分と結び付くことで花の老化が始まることから、結合を阻害すれば、花がしおれるのを抑制できると考えた。

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