ふくおかフィナンシャルグループ(FG)傘下の福岡銀行と九州フィナンシャルグループ傘下の肥後銀行は22日、各行が開発したESG(環境・社会・企業統治)などの支援サービスを、2025年から互いの顧客に提供すると発表した。独自に取り組んできたサービスの導入先を広げ、地域企業の経営支援につなげる。

福岡銀が提供するのは、企業のSDGs(持続可能な開発目標)に関する取り組みを評価するシステム「サステナブル・スケール・インデックス(SSI)」。900先以上が導入済みで、横浜銀行も取引先支援に導入している。肥後銀は二酸化炭素(CO2)の排出量を算定するシステムの「炭削くん」を福岡銀に提供する。

今回の相互導入は九州・沖縄と山口県の地方銀行13行の連携協定「Q-BASS(キューベース)」の一環としている。協定では半導体関連の資金調達やサプライチェーン(供給網)参入を支援するほか、地域のサステナビリティー経営支援も掲げている。

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